不用品回収業が増加傾向にある理由と事業形態としての長短所

本項は、事業主や労働者を主な対象として、不用品回収業に対する認識を深めるために、業種としての不用品回収業に対する考察と併せて不用品回収業の業務内容そのものについてまとめることで、不用品回収業のオーソドックスな情報を提示することを試みたページです。

事業者が不用品回収業に見るもの

事業としての観点に基づき、法人においての不用品回収業と、個人事業主にとっての不用品回収業のそれぞれに対し、不用品回収の事業としてのメリット・デメリットを示すことによって、不用品回収業の経営が、事業者自身の資本状況に大きく左右されることを指摘しました。

不用品回収業での基本的な利益の上げ方と労働者の関わり

不用品回収業におけるスタンダートな経営方針の一つとして、薄利多売型経営についてその特色に言及すると共に、労働者の視点から不用品回収業を見つめ、求められることが予測される資質や就労傾向に関する私見をまとめることで、不用品回収業に対する労働者の認識の確立の補助を目指しています。

不用品回収業という業種の在り方

近年、日本では不用品回収業を営む業者が増加傾向にありますが、これは不用品回収業が儲かるという認識が広まったことに端を発し、そこに目を付けた悪徳業者が一斉に群がったことが原因となっています。

では、なぜ悪徳業者が大繁殖したかというと、不用品回収業の開業資金が低額で可能である点と、想定されていなかった法の隙間を縫った法の悪用法が悪徳業者間でシェアされてしまったことの二点に終始し、法的な対策が行われるまで、悪徳業者が幅を利かせやすい環境が整ってしまっていたことこそが最も致命的でした。

開業の容易さと廃棄物及び有価物の法的基準の曖昧さによって蔓延った悪徳業者は法規制後減少しましたが、不用品回収業そのものは未だに減じてはおらず、これは少子高齢化に伴う遺品整理業やゴミ屋敷清掃業という新形態の不用品回収業の需要の浸透や、ネットを介した不用品回収業者の情報収集が容易になった事が要因であると窺え、特に新形態の遺品整理業やゴミ屋敷清掃業は、悪徳業者によって不当に下げられた不用品回収業に対するイメージ悪化を迂回することに成功しつつあるようで、需要が高まりつつあるようです。

結局のところ、不用品回収業は開業の容易さというメリットを逆手に取られる形で、業界イメージを損なったものの、その開業の容易さによるフットワークの軽さから新形態の業者が現れ、新たな需要を満たそうとしていることを考えると、開業の容易さは長短どちらにもなり得る、不用品回収業の特徴であると言えるでしょう。